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5.オーストラリアで行われた「パシフィック コンファレンス」への論文の投稿・論文発表

 日本の学会活動のチャンネルから、この話は入った。

 

 オーストラリアで、アメリカの大学:Lawrence Technological University ミシガン州、とオーストラリアの大学:

Swinburne Institute of Technology メルボルン が共同主催で、真夏の12月、シドニーとメルボルンでコンファレンスを開催する。論文、目下募集中とあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   テーマは「製造業のIT」というのだから、出して見たくなるのは当たり前。さらに、その前のオーストラリアの営業支援の経験から、オーストラリアを再度訪れてみたいと思っていた僕は飛びついた。

 

 早速、”CIM in Fujisawa Plant of IBM”という論文を書いて応募した。内容は、日本国内でのコンファレンスで話していた内容を、英語の論文に仕立てればよかった。

 

 幸い、審査に合格して、さらにスピーカーに選ばれた。

 

 招待状が来た。行く気満々。上司を口説いて、出張扱いで、オーストラリアに飛ぶことになった。発表は二回、シドニーとメルボルン。

 

 結果としては、真夏のクリスマスのシーズンにシドニーとメルボルンを楽しむことが出来た。ホットパンツの美女が、サンタさんに扮したメルボルンのクリスマスは、印象的だった。

 

 シドニーは、出来立てのダーリングハーバーのコンベンションホール、メルボルンは、スインバーン大学のキャンパスのホールで行われた。

 

 日本からも、NECさんを含む複数のスピーチもあり、主としてアーストラリアとたくさんのアジアの国が参加した。共通語は訛りの強いオーストラリア英語。オーストラリアの人たちは、自分たちの言葉が、本来の英語だとの自信がある。イギリスの英語は、もはや、クイーンズイングリッシュではないとの思いが強いようだ。

 

 講演は質疑応答も活発で、楽しいものになった。

 質疑応答と言えば、僕が喋ったセッションに、日本のどこかのメーカーが参加され、スピーチをされた。しかし、質疑応答となると、質問の内容が聞き取れないらしく、セッションが頓挫してしまった。おっちょこちょいの僕が、臨時の通訳者になって、セッションが終った覚えがある。

 

 楽しい時間はあっという間に過ぎて、真夏から厳冬の日本に帰ってきて、暗い思いになったのを思い出す。

 

 でも、この論文とスピーチはその後の僕のオーストラリアとの関係を深めるのに役に立ったのだ。

  楽しい時間はあっという間に過ぎて、真夏から厳冬の日本に帰ってきて、暗い思いになったのを思い出す。

でも、この論文とスピーチはその後の僕のオーストラリアとの関係を深めるのに役に立ったのだ。

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